簿記学習日記66 工業簿記の理解が進んだことを実感 その感覚を言語化してみた

簿記2級
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こんにちは、ラディです!

本日は工業簿記です。今回から標準原価計算を学習します。

学習日 時間

9月30日 1時間

使用した教材

テキスト 講義動画 

学習内容

工業簿記 標準原価計算の意義 標準原価計算と実際原価計算の違い 標準原価計算の目的

標準原価計算の意義

標準原価計算とは、製品(仕掛品含む)の原価をあらかじめ定めておいた原価標準(製品1単位あたりの標準的な製造原価)に基づいて計算する(標準原価として計算する)方法をいう。

ここまでの学習では、製造原価は直接費、製造間接費、一般管理費など様々な要素をかき集めて最後に算出するものであった。

今回からの標準原価計算では、あらかじめ製造原価及び製造原価を計算するための材料の消費量や直接作業時間を決めておき完成品総合原価や月末仕掛品原価を算出していくことになる。

あくまで予定に基づく計算なので、実際の発生額の計算は別途必要でその差異を求める必要がある。

標準原価計算と実際原価計算の違い

製造原価を構成する要素は大きく価格(単価、賃率、配賦率など)と消費量(数量、時間など)に分けられる。

原価=価格✖️消費量 となるが、

標準原価計算と実際原価計算の違いは、原価の構成要素のうちの「消費量」が予定に基づくもの(標準消費量)で計算するのが標準原価計算であり、実際に基づくもの(実際消費量)が実際原価計算となる。

ここで注意したいのが、価格の予定と実際については特に計算上の区分けはされていないということ

過去の学習で予定価格とその差異について学習したのはそれが原因。つまり予定価格✖️実際消費量のパターンは実際原価計算のカテゴリーに分類されるということになる。

パターンをまとめておくと

  • 標準原価=予定価格✖️標準消費量
  • 実際原価=実際価格✖️実際消費量、または 予定価格✖️実際消費量

となる。

標準原価計算の目的

目的は主に4つ、それぞれ紹介する。

  • 原価管理目的・・・標準原価と実際原価を比較して差異を分析することで材料消費や作業などの無駄を発見し今後の改善に繋げるため。
  • 財務諸表作成目的・・・適切に計算された標準原価は財務諸表を作成するための算定基礎となる。
  • 予算編成目的・・・適切に計算された標準原価があれば予算の見積もりが容易にできる。
  • 計算・記帳の簡略化・迅速化・・・原価標準の設定は非常に大変だがその後の計算は実際原価計算と比較して簡略化・迅速化できる。

目的について深掘りすると簿記1級の範囲に該当するため、この内容は簿記2級ではほとんど問われることはない。雰囲気だけつかんでおけばよい。

理解度自己評価

標準原価計算は総合原価計算との組み合わせで出題されることが多いらしい。

理屈上は個別原価計算との組み合わせも可能ではあるが、既製品でない個別の製品に標準原価を用いて実際額との差異を出したとしても、上記で挙げた目的と一致しにくい。

今回の学習はいわば導入部分。今後わかりにくいところが出てきた時は迷わずここに戻って復習するようにする。

感想

今日の学習では1周目では全く気にも留めなかったことが色々とわかるようになってきていることを実感しました。

具体的には、実際原価計算で学習した予定差異と今後標準原価計算で出てくる差異の違いが全く理解できていませんでしたが、今回の学習でようやく違いに気づくことができました。

逆に言うと1周目の理解のなさはなんなの?というレベルです。本当にびっくりするくらい覚えていませんね。

2周目はこの日記も含め、アウトプットをしていますので少しずつですが前に進んでいるように思います。試験日に間に合うかどうかについては不安は残っていますけどね。

アウトプットは本当に重要ですね。合格者のみなさんが勉強時間に占めるアウトプット量は7〜8割だそうです。ようやくその意味がわかってきたかもしれません。

特に工業簿記はその傾向が強いかもしれません。ボックス図の書き方も随分慣れてきたように思いますし、解き方のコツもわかってきたので、最近では全く意味がわからない、ということが少なくなってきました。

工業簿記は得点源にできる、というのは正しい手順をしっかりと理解すれば自然に解けてしまうという意味なのかもしれません。

問題のパターンもある程度決まっているのかもしれませんね。総合原価計算でも色々なケースを扱っていましたが、解き方という意味では大体同じでした。

ボックス図で材料と加工数量を把握して、月末仕掛品の金額を求めて、最後に全体から差し引けば完成品原価が出る。

この過程の中で減損ケース、等級別、工程別、組別に応じて対応を少し変えていくイメージでしょうか?

もしかしたら今後認識が変わるかもしれませんが、大筋はおそらくあっているのではないかと思っています。

この考えをベースに、標準原価計算もしっかりと取り組んでいきます。

それでは今日はここまでです!ではまた!

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