こんにちは、ラディです!
本日は商業簿記です。前回に引き続き固定資産を学習します。
学習日 時間
8月12日 30分
使用した教材
テキスト 講義動画
学習内容
商業簿記 定率法の簡単な計算方法の紹介 減価償却の計算方法「200%定率法」
定率法の簡単な計算方法の紹介
前回、定率法における減価償却費を求める方法は「取得原価から減価償却累計額を差し引いた上で定率を乗算する」と学習した。
今回は◯年後の帳簿価額の簡単な計算方法のテクニックの紹介があった。
計算方法は、「取得価額に(1ー定率)に◯年分の階乗をする」というもの。
例:取得原価1,000,000円の備品が定率10%、5年後の帳簿価額を計算したい場合、
「1,000,000 * (1−0.1)*(1−0.1)*(1−0.1)*(1−0.1)*(1−0.1)」で求められる。
この方法を知らない場合、各年ごとに帳簿価額と減価償却額を算出した上で5年分積み上げる必要がある。
今回紹介の計算方法で、大きく時間を短縮できることがわかった。
減価償却の計算方法「200%定率法」
「200%」の数字の意味は、定率を設定する際に1/耐用年数*200%で計算するため。
一昔前は250%だった時期もあるらしい。数字自体に大きな意味はない。
200%定率法では耐用年数で残存価額をゼロにすることを前提とした計算方法となる。
ただし、これまでの定率法では定率をどれだけ乗算したとしても帳簿価額がゼロになることはない。
200%定率法では計算の途中までは定率法、帳簿価額がある一定の額以下になったら定額法の考え方で残存価額をゼロにしていくことになる。
具体的な手順は以下。
- 取得原価に保証率(問題文で数値が与えられる)を乗算。これを償却保証額という。
- 定率で減価償却額を計算。定率での減価償却額>=償却保証額の場合、定率での減価償却額でその年度は計算する。
- 年々、定率での減価償却額は下がることになる。定率での減価償却額<償却保証額となった場合、その年度期首の帳簿価額に改定償却率(これも問題文で数値が与えられる)を乗じて償却額を計算する。
- 以降は定額で減価償却を行うが、最終年度は備忘価額(通常は1円)を残して減価償却する。備忘価額を残す理由は財産があるという表示を行うため。
理解度自己評価
今回は演習問題1問のみだった。アウトプットが全然足りていないため、今後問題を解き知識の定着を図っていく。
学習時間は短いが難易度は高い印象。
理解したつもりではあるが問題ではまだまだ迷う可能性が高い。
感想
200%定率法。
この言葉の持つ響きが「うっ」となるのは私だけでしょうか。
どんな内容なのか全く推測ができないですよね。
前回と今回で減価償却の方法をいくつも学びましたが、実務でこれを使い分けるのは相当大変なのではと思いました。
資産ごとにこれは定額法、これは200%定率法です、といった説明となると頭が混乱しそうですね。
試験でもそのようなケースの問題は出るのでしょうか?限られた時間の中でそこまで考えていられないかもしれません。
今回は試験でも役に立つ計算方法を教わることができたのは収穫でした。前回の学習時に「計算めんどくさっ」と少し思っていたんですよね。
階乗で一気に結果を求められるのは目から鱗な考え方でした。
こういったテクニックはなかなかテキストだけでは説明しづらいと思いますので貴重な情報でした。
(学習内容で書きましたが、テキストで表現するのがものすごく難しかったです。わかりづらかったら本当にすみません。)
次回以降も引き続き固定資産の論点です。3級の時もでしたが固定資産の論点は本当に多いですね。
それだけに試験でも頻出の論点かと思われますので、じっくりと進めていきたいです。
それでは今日はここまでです!ではまた!
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