簿記学習日記82 直接原価計算の固定費調整について

簿記2級
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こんにちは、ラディです!

本日は工業簿記です。今回は直接原価計算を学習します。

学習日 時間

10月16日 1時間

使用した教材

テキスト 講義動画 

学習内容

工業簿記 直接原価計算 固定費調整

固定費調整

固定費調整とは、期首(月初)及び期末(月末)の棚卸資産に含まれる固定製造原価を計算し、直接原価計算による営業利益を全部原価計算による営業利益に修正するための手続きをいう。

外部報告用の財務諸表は全部原価計算に基づいたものにしなければならないというルールがあるため、固定費調整の手続きにより全部原価計算による営業利益に修正していくことになる。

計算の仕方は

全部原価計算による営業利益=直接原価計算による営業利益+期末棚卸資産に含まれる固定製造原価ー期首棚卸資産に含まれる固定製造原価

全=直+末ー首 で、”ゼンチョクマッシュ”と覚えるとよいらしい。

なお、営業利益の修正を主題としているが、厳密には財務諸表修正では辻褄合わせのため他の項目の修正も必要となる。

試験の出題では直接原価計算終了後に全部原価計算の営業利益を計算させるパターンとなるため、他項目の修正までは試験で出題されないので割愛しているとのことだった。

理解度自己評価及び感想

固定費調整については問題パターンはそこまで多くなさそうな印象です。

主なパターンは直接原価計算の営業利益から固定費調整し全部原価計算上の営業利益を出すという流れです。

問題集でも問われているのを確認しましたので次回学習時に問題演習で確認をします。

今回の内容は財務諸表の公開ルールに沿った形で、直接原価計算をしていても結局は全部原価計算も必要になるというものでした。

全部原価計算と直接原価計算の特性をまとめると

全部原価計算

  • 財務諸表ルールに基づく計算方法のためそのまま外部公表できる
  • 固定費がコストに占める影響を正確に把握しづらいため、意思決定や分析には役に立たない可能性がある

直接原価計算

  • 固定費がコストに占める影響を正確に把握できるため、経営分析や意思決定など会社内部で使用することには向いている
  • 財務諸表ルールからは外れているため外部公表には向かない

となります。

二つを比べると実務上ではやはり使い分けが大事ということなんでしょうね。

これからの学習では直接原価計算をすることでできる分析方法などを学んでいくようです。

重要論点とのことなので心して取り組みたいと思います。

それでは今日はここまでです!ではまた!

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