こんにちは、ラディです!
本日は工業簿記です。今回は直接原価計算を学習します。
学習日 時間
10月14日 30分
使用した教材
テキスト 講義動画
学習内容
工業簿記 直接原価計算の目的
直接原価計算の目的
直接原価計算の目的を2つ紹介する。
前回の学習で「なぜ直接原価計算をするのか?」という疑問を持っていたが、今回一部答えが示されていた。
短期利益計画や各種意思決定に役立てるため
短期利益計画についてはCVP分析という論点を学習予定。この目的については今後の学習で深掘りするため今回は取り扱わない。
各種意思決定に役立てるため、というのはさまざまな計画を立てる際にどうすればコストカットができるかを当然に考えることになるが、直接原価計算を採用することで変動費の数字のみで比較ができるため、正確なコストを把握することができる。
例としては、ある部品が必要になった時に外部から調達したほうがいいのか、それとも自社で作ったほうがいいのかを分析する際に変動費だけで計算している直接原価計算が役に立つとのこと。ただし1級範囲のため、このような問題は2級では出題されない。
生産量の調整による利益操作の余地を排除するため
紹介する内容自体は1級の範囲となる。2級では全部原価計算と直接原価計算の表示の違いだけ理解していれば問題はないが、本質の理解度を深めるためあえて記載する。
全部原価計算の場合は販売量が一定であっても生産量の調整によって利益を調整することが可能となる。
具体的には、
- 実際配賦では生産量を増やすことで製品1単位あたりの固定製造原価が薄まる(例:固定費が10,000円の場合、製品を50個作ると単位あたりの固定費は200円、100個作ると固定費は100円となる)
- 予定配賦または標準原価計算を採用している場合は標準原価部分でも操業度差異が有利な方向に変動する
直接原価計算ならば変動費のみで計算をするため、全部原価計算では起こりうる利益操作はできない。
理解度自己評価及び感想
今回は箸休め回だったかもしれません。試験範囲の内容では特に新しい部分はありませんでした。
ですが直接原価計算とは何かという本質の理解については進んだように思います。
意思決定に役立てる、という話の例として挙げていた部品の調達の意思決定は1級範囲とのことですが興味深かったです。
前回学習時の直接原価計算の最初の印象は「なんでまた無駄にややこしくするの?」というものでしたが、きちんと実務でもしっかりと使えるものということがよくわかりましたので、今後は納得しながら講義を聞くことができそうです。
次回で直接原価計算の講義は終了、以降は問題演習です。
試験でも頻出とのことなので、今回のように一つ一つ納得しながら着実に進んでいきたいと思います。
それでは今日はここまでです!ではまた!
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