簿記学習日記58 税効果会計 簿記2級頻出問題のパターンを2つ解説

簿記2級
本サイトで紹介の商品・サービス等のリンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

こんにちは、ラディです!

本日は商業簿記です。今回も税効果会計を学習します。

学習日 時間

9月21日 1時間

使用した教材

テキスト 講義動画 

学習内容

商業簿記 税効果会計の具体的なパターン2つ

税効果会計の具体的なパターン2つ

簿記2級で頻出の問題が2パターンあるため押さえておく。

将来減算一時差異を問う問題

会計上で設定した引当金や減価償却費が税務上の損金算入限度額を超えた場合、会計上は税金を先払いする扱いになる(繰延税金資産として扱う)

しかし、引当金や減価償却費の差異は単年度では数字が合わないことがあっても、何年か経過で差異が解消されていくことになる。(解消されないものは税効果会計の対象とならないため)

減価償却を例に挙げると会計上は2年で減価償却するが税務上は4年で減価償却する場合に、1年目・2年目までは繰延税金資産が増え、3年目・4年目で繰延税金資産を取り崩すことで、会計上と税務上の差異が4年目で解消されることになる。

有価証券評価差額金にかかる一時差異

過去に有価証券について学んだが、その際に後回しにしていた論点について今回触れていった。

有価証券は会計上では有価証券の評価を期末に行い貸借対照表に反映させることになるが、税務上では時価評価は行わず、売却時に反映されることになる。

そのため、このケースについても一時差異が発生するが、有価証券の売却時に辻褄が合うことになる。

有価証券は利益を出せばその額に応じて税が課されることが一般的であるが、過去の有価証券の学習では税効果会計の考え方を後回しにしたため、税効果会計を無視していた。

取得時と年度末の評価差を仕訳で示すときは有価証券差額金とセットで繰延税金負債を計上しておく必要がある。

理解度自己評価

前回学習よりも理解が深まった。特に減価償却の扱いが会計と税務で異なるというのはいかにもありそうといった印象。

最終的に会計と税務で辻褄が合うのならば、本試験で問われた際には差異が解消するところまできっちり問うような仕組みになっているのか?

次回は問題集で演習をしていくのでそこで確認をしていきたい。

有価証券に関しては前回学習から間が空いていたため、少し忘れていたところもあった(有価証券評価差額金の勘定を使用するあたりとか)が、テキストを読み返したら思い出すことができた。

有価証券で利益を出したら税金がかかる。当たり前のことだが改めて留めておき、問題演習時に慌てないようにしたい。

感想

税効果会計自体はいろいろなケースが考えられますが、2級の試験レベルでは今回学習した2パターンがほとんど、ということで幾分気持ちが楽になりました。

今日の学習内容であれば練習は重ねる必要はありそうですが、何とか対応できそうです。考え方に癖があるなぁという印象は変わらないですけどね。

有価証券の論点が突然出てきたので何だったかな、とテキストを見返すことになりました。

無事に思い出すことができたわけですが、テキストにかなり強調した感じの書き込みで「税効果会計でまた出てくる、1周目で全くわからなかったから2周目はマジでちゃんと勉強すること!(原文まま)」と過去の私が警告していました。

ちょっと笑ってしまいましたが、気は引き締まりました。

過去の私よ、マジでちゃんと勉強したよ!警告ありがとう!

基本的な考え方は理解できたつもりなので、次回は問題演習をしっかりやってどこが理解不足かを確認していきます。

それでは今日はここまでです!ではまた!

コメント