こんにちは、ラディです!
本日は商業簿記です。今回は有価証券の論点2回目です。
学習日 時間
8月2日 1時間30分
使用した教材
テキスト 講義動画 問題集
学習内容
有価証券の端数利息 有価証券の期末評価
有価証券の端数利息
債券を利払日に持っていると利息を受け取ることができるが、利払日以外の日に売買などで所有者が変更になった場合、前回利払日の翌日から売買当日までの利息分は前所有者のものとなる。
これを端数利息という。
新しい所有者は債券の売買額とは別に、前所有者分の利息を計算し支払うことになる。
なお、新所有者は次回の利払日で支払った端数利息も含めて利息を受け取ることになる。
有価証券の期末評価
有価証券の種類によって期末の評価の仕方が変わる。
有価証券の種類は以下のとおり(前回のおさらい)。
- 売買目的有価証券・・・短期的な時価の変動で利益を得るための有価証券(デイトレードなど)
- 満期保有目的の債券・・・満期まで所有することを前提とした債券
- 子会社株式および関連会社株式・・・子会社および関連会社の発行した株式。支配または影響力を及ぼすことを目的としたもの
- その他有価証券・・・上記以外の有価証券。具体的には長期保有で利益を得るための有価証券など
それぞれ見ていく。
1.売買目的有価証券
時価で貸借対照評価額とする。帳簿価額との差が発生するため有価証券評価損益勘定で差額を計上。
短期売買を目的としているため時価評価とするのが適当。
2.満期保有目的の債券
原則として取得原価で評価するとのことだが、おそらく試験では原則の例外について問われることが多そう。
債券は満期保有した場合に支払われる金額が取得時の金額と比較して高く設定されていることが多い。
その差額というのは、ある程度の年月を経て埋められるものであるため、ある種の利息の性質が強いものとなっている。
こういった場合は期末の評価時に利息分の価値が上がったものとして、資産勘定である満期保有目的の債券の額を増やし、収益勘定の有価証券利息も増やす仕訳を行う。
3.子会社株式および関連会社株式
取得原価で評価。つまり何もしないため試験で問われることは少なそう。
支配下に置くなど金銭以外の価値を得るために所有しているものなので、時価で評価する意味がない。
4.その他有価証券
さまざまなケースあり。
長期保有を目的とした株式のみ紹介。
長期保有目的の株式の場合は、目先の損益を考える必要性が低い性質を持つため損益計算書には評価を載せないようにする。
具体的には資産勘定のその他有価証券を増減させ、純資産勘定のその他有価証券評価差額金の増減で処理を行う。
期末に価値の増減を行うが、期末時点の評価を載せるという意味だけであるため、翌年度期首に評価を取得時の評価に戻す処理を行う。
これを洗替方式といい、具体的な処理は期首再振替。
理解度自己評価
満期保有目的の期末評価が難しく感じた。
利息の性質を持つ金額を資産に計上という考え方がいまいちしっくりせず理解に時間がかかった。
最終的には損益で処理できないしなぁという消去法的な理由で一応納得した。
端数利息は理解は難しくないが、計算が複雑になりがちなので問題文をよく読むことが重要。
特に月割か日割かの指示はよく見ておく必要がある。
感想
今日はとにかく計算問題が多かったです。手が疲れますね。
有価証券の講義自体は今回で全て確認したのですが、問題集の問題が非常に多く、全て解くことができませんでした。次回の商業簿記学習で残りを全て解いていきます。
計算問題が多いと電卓を上手に使えるようになりたいと思ってしまいますね。
タイピングに比べるとたどたどしいんですよね、タッチタイピングの方がはるかに難しいはずなのに不思議です。
タッチタイピングはある時期にかなり固めて練習したので、電卓の練習も同じ事をすればいいのはわかるのですが、いい練習サイトないんですよね。というかサイトではできないか。
数こなして慣れるしかないんでしょうね。
3級の試験でも電卓は当然使っていましたが、現在のスピードならば特に支障は出ないように思いました。
まだ2級の試験答練はしていないのでどうなるか。またその時期になればお伝えします。
それでは今日はここまでです!ではまた!
コメント