こんにちは、ラディです!
本日は工業簿記です。今回は製造間接費についてです。3回に分けて学習予定です。
学習日 時間
7月30日 1時間
使用した教材
テキスト 問題集 講義動画
学習内容
工業簿記 製造間接費の概要 実際配賦と配賦基準 予定配賦
製造間接費の概要
これまで何度も登場している製造間接費だが、今回で改めて深掘りされた。
製造間接費はざっくりと直接費として計上できないものという扱いだった。
今回の論点では物理的には直接費にできなくもないが、その調査に手間とコストが追加でかかるならばもう間接費で扱った方が合理的ではないかという費用があることがわかった。
製造間接費は特定の製品にいくらかかったかを把握できないものであるが、原価の一種である以上は特定の製品に負担させる必要がある。
よって製造間接費を各種製品に配賦(振り分けることの意)する処理を行う。
実際配賦と配賦基準
配布の方法は2種類。
実際配賦とは実際に発生した額を各種製品に配賦する方法。
物量、価額、時間の基準で各種製品の使用割合を算出。その割合に応じて実際に発生した額を振り分ける。
7パターン程度練習した。全て考え方は同じ。
予定配賦
実際配賦は実務を行ううえで大きな欠点が2つある。
- その時々の状況で配賦率が変動し、原価が大きく変動しがち。原価が大きくぶれるのは経営上好ましくない。
- 計算の迅速性に欠ける。実際額は全て集計しないとわからないため、業務上の遅延が発生しやすい。
この問題点を解消するために実務で原則使用されている方法が予定配賦である。
予定配布の利点は、
- あらかじめ配賦率を設定しておくことで原価の変動が少なくなる。
- 計算の迅速性を確保できる。
がある。
また実際額と予定配賦額との差が発生する(直接費でも学習済みの考え方)ため、原価差異を売上原価に賦課する調整が必要となる。
理解度自己評価
今回は計算問題で数多くのパターンをこなした。
こなしたことでどれも同じ考え方であることに気づくことができたため、そこからは理解が速かった。
予定配賦についても考え方は理解できたが、1周目の記憶で次回の製造間接費論点がよくわからないまま終わったような気がしている。
次回は動画視聴必須。理解が追いつかなくなった時は迷わず動画を戻して学習していきたい。
感想
製造間接費はそもそもの特性として直接費以外というものなので範囲が広いんですよね。
講義の中で例として紹介されていた、工場で使用した雑巾の代金をどのように扱うかという話は興味深かったです。
例では同じ工場内でトラックとオートバイを製造しているときに雑巾に付着しているトラックの粒子とオートバイの粒子の付着割合を調べて直接費としてそれぞれが負担すべき金額を出す、というものでした。
・・・絶対やりませんよね、これ。かかるコストの割に得るものが本当に少ないです。
間接費で扱ってざっくりと割合で額を出すのが一番合理的ですよね。
例はただの笑い話のように感じますが、現実の会社でも普通に類似した例はあるんですよね。
会議のときに細かいことに過度にこだわる議論、ありませんか?そのこだわり、いります?と心の中で思ってしまいます。ですが話している方々はいたって真剣なんですよね。こっちは笑えませんよね。
ビジネスにおいては本質をとらえて合理的な判断ができるようにしたいものですね。
今日の学習でこの考え方を言語化できてよかった、と感じました。
それでは今日はここまでです!ではまた!
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