こんにちは、ラディです!
本日は商業簿記です。商品売買に関する論点3回目となります。今回で商品売買の論点は終了です。
学習日 時間
7月29日 1時間
使用した教材
テキスト 講義動画 問題集 問題集解説動画
学習内容
収益・費用の認識基準 役務収益・役務原価
収益・費用の認識基準
収益・費用の計上時期をどう考えるかという論点。
3級学習及びここまでの学習では、取引が発生した段階で収益・費用を認識していた。この考えを発生主義という。
売掛金・未払金などが代表的で、金銭のやり取りは発生していないにもかかわらず仕訳を行う。
対して、取引ではなく金銭の収支が発生したときに収益・費用を認識することを現金主義という。
試験ではそこまで出題されない内容らしい。豆知識のような内容。
試験では原則発生主義で考える問題がほとんどとのこと。
また収益に関しては取引が実現しているという認識について2つの考え方がある。
それは出荷基準と検収基準である。
- 出荷基準・・・商品を出荷した時点で売上収益を認識する方法
- 検収基準・・・得意先が商品の検収(無事に届いた)時点で売上収益を認識する方法
となる。
役務(えきむ)収益・役務原価
旅館業、教育事業などの物品ではなくサービス(役務)を提供する業種は収益を役務収益として扱う。
この論点では工業簿記でおなじみの仕掛品勘定が登場。商業簿記と工業簿記両方の知識が問われることになる。
サービスを提供するためにかかった費用を仕掛品として集めておき、役務原価に振り替える。
役務原価と役務収益の差額が売上利益になる。
理解度自己評価
役務収益・役務原価の考え方が難しく感じた。
工業簿記と商業簿記両方の知識が問われ、テキストの例題は特に問題なく解答できたが、問題集では問題文の意味がわからずどう回答すればいいのかわからなくなった。
問題集解説動画を視聴し、なんとか理解。しかしこれは忘れる可能性が高い。復習必須。
感想
サービス業で工業簿記の考え方を使うということが新鮮でした。
講義の中では教育事業を例に挙げていましたが、クレアールのような教育事業は講師への報酬、資料作成作業代金、印刷製本費、動画編集その他サービスを提供するために必要なものを役務原価とします。
そして利益を乗せたうえでサービスを販売することになります。これが役務収益です。
工業簿記の製品と考え方が同じですね。
現在もなんですが工業簿記と商業簿記はどこか別の学問のようなイメージを持っている節があります。
ですが、今回の学習で商業簿記と工業簿記が交わりました。不思議な感覚です。
これから学習を進める中でこのようなつながりを感じることはあるのでしょうか。
1周目ではあまりわかりませんでしたが、2つの簿記の関連性は学習の中で考えていきたいものです。
それでは今日はここまでです!ではまた!
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