簿記学習日記90 製造原価報告書の問題は製品に至るまでの流れの理解が大事

簿記2級
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こんにちは、ラディです!

本日は工業簿記です。今回から製造原価報告書を学習します。

学習日 時間

10月23日 1時間

使用した教材

テキスト 講義動画 問題集

学習内容

工業簿記 製造原価報告書の概要 問題演習4問(製造原価報告書と損益計算書の記入)

製造原価報告書の概要

製造原価報告書とは、当期製品製造原価の計算要素ないしは算出過程を表示するための財務諸表のこと。

損益計算書の売上原価のうち当月製品製造原価の算出過程を示すための添付書類のような役割がある。

そのため問題演習では、製造原価報告書と損益計算書の記入がセットで出題されることが多い。

製造原価報告書と損益計算書の記入

実際に問題演習を行った。

つまづいたところ、理解できていなかった点について紹介。

各費目の実際消費高を算出する時の考え方

材料費の実際消費高は、期首有高+当期仕入高ー期末有高を差し引くことは理解できていたが、直接工賃金については期首未払額+当期支払額ー期末未払額と計算してしまった。

機械的に材料費の期首・期末のワードに合わせて計算したが間違っている。

賃金支払いのルールを考えると期首未払額は前期に本来ならば支払われるべき額なので、当期支払額から差し引く必要がある。

反対に期末未払額は当期に支払うべき額を次期に繰り越しているため、当期に消費した額として加算する必要がある。

よって計算方法は、当期支払額ー期首未払額+期末未払額となる。

製造原価報告書で配賦差異を表記して実際原価から予定配賦額に置き換える理由

実際原価が判明しているならわざわざ正確でない予定配賦額にする必要ないんじゃないの?という疑問を持ったため調べてみた。

結果としては損益計算書で原価差異を表示するためだった。

冒頭で製造原価報告書は損益計算書の添付資料の役割があると紹介したが、製造原価報告書の最後に示す項目は当月製品製造原価となり、その額をそのまま損益計算書の当月製品製造原価の額とする。

損益計算書ではその後の処理で原価差異を増減させる処理を行うことから製造原価報告書では予定配賦額で計算する必要があるとのことだった。

理解度自己評価及び感想

これまでに学習した製品に至るまでの流れの総復習をしたような感覚です。

流れが理解できていれば数字を埋めるのは比較的容易なのかなと思いました。

ですが、私はまだ解いている段階でところどころ手が止まるところもありました。じっくり考えればなんとか解けるのですが、ここはあまり時間をかけずとも進められるようにしたいものですね。

工業簿記もあと2回の講義で終了です。

今後はいよいよ時間をきっちり測っての模擬試験をしてみようと思っています。

良い感触を掴むことができるのか、はたまた絶望感を味わうことになるのか近日中にやってみます。

それでは今日はここまでです!ではまた!

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