こんにちは、ラディです!
本日は商業簿記です。今回から連結会計を学習します。
学習日 時間
10月23日 1時間
使用した教材
テキスト 講義動画
学習内容
商業簿記 連結会計 連結会計の概要 連結財務諸表の内容と個別財務諸表との違い
連結会計の概要
支配従属関係にある2つ以上の企業からなる集団(企業集団)を単一の組織体とみなして、親会社が当該企業集団の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を総合的に報告するために作成する財務諸表。
連結財務諸表は子会社などを含んだ企業集団を一つの企業として作成していく。
グループ内で取引された内容は一つの企業として扱うと企業内部の動きのため、取引がなかったものとして扱っていくことになる。
企業集団は支配する親会社と支配される子会社などで形成されるが、ここでいう「支配」とは企業の議決権(通常は株式の保有数による)を過半数(50%超)所有している場合を指す。
過半数を割っている場合でも支配していると言えるケースもあるらしいがそれは1級範囲のため割愛。
連結財務諸表の内容と個別財務諸表との違い
金融商品取引法や会社法など扱う法律によって作成する連結財務諸表に違いはあるが、2級学習範囲で理解しておくのは連結貸借対照表と連結損益計算書の2種類でよい。
次に個別財務諸表との違いを連結貸借対照表と連結損益計算書それぞれで紹介。
連結貸借対照表と個別貸借対照表の違い
違いを2点紹介。
1.連結貸借対照表では「資本剰余金」と「利益剰余金」の項目で内訳を表示せずに一括で表示する。
理由は企業集団全体を俯瞰する目的で作成しているため、細かい部分まで表示するとわかりにくくなるため、とのこと。複数会社の状況を見ることになるため、細かいところまで見ていられない、ということなのか。
この内容は連結会計を学ぶ上での前提知識となるため、しっかりと覚えておくように、とのことだった。
2.純資産の部において「非支配株主持分」という区分・項目がある。
非支配株主持分とは、子会社の資本のうち親会社に帰属しない部分のこと。つまり、子会社の純資産のうち、親会社以外の株主(非支配株主)に帰属する金額のことである。
非支配株主持分を区分表示する理由は、企業集団全体の財政状態をより正確に把握するため。
連結損益計算書と個別損益計算書の違い
違いを2点紹介
1.「売上原価」は内訳を表示せず一括して表示する。
これも理由は資本剰余金・利益剰余金の時と同じく、企業集団全体を俯瞰する目的で作成しているため細かいと頃まで表示しないというもの。
この内容も今後の前提知識となるため注意。
2.当期純利益は「非支配株主に帰属する当期純利益」と「親会社株主に帰属する当期純利益」に分けられる。
当期純利益を分けることで、企業集団の利益のうち、親会社株主に帰属する部分と非支配株主に帰属する部分を明確に区別できる。これにより、各株主グループの権利を適切に反映させることができる。
連結貸借対照表の内容とほぼ同じ考え方。
理解度自己評価及び感想
学習論点もついに終盤。最後の山場となる連結会計を学んでいきます。
本日は概要のみで問題を解くことはなかったわけですが、概要自体は疑問に思うところはそう多くなかったように思います。
たしか1周目の時も同じようなことを思っていたような気がします。これなんとかなるんじゃないか、と。
ですが回を追うごとに複雑になっていき、眠くなって、理解できなかったという苦い思い出があります。その時の状況は「簿記2級の勉強効率が落ちている件について」で書いています。
・・・今度こそはきちんと理解に繋げていきたいものですね。
この学習日記でも私が抱えた疑問点やわかりにくかったところはしっかりと記録に残して、今後学習する方々のためにもお伝えできればと考えています。
悩みポイントはある程度共通する部分もあると思いますので、参考になれば幸いです。
次回以降は演習問題も入ってきます。本試験まで1ヶ月を切るなかで、まだ論点が全て終わっていないのは大丈夫なのかと思うこともあるのですが、焦らず取り組んでいきます。
それでは今日はここまでです!ではまた!
コメント